『土徳の世界』 『土徳の世界』
PROFILE BBS LINK E-MAIL 『土徳の世界』
『土徳の世界』

 

「望郷」イントロダクション
「望郷」を想う                      青原さとし

 2004年、私は23年ぶりに故郷・ヒロシマに戻った。

 実家の近くにあった八百屋が、駄菓子屋が、材木屋が…、巨大なマンションに変貌していた。幼少期にはいたるところにあった簡易なバラックや町屋風の家並み、それらの風景こそが1961年生まれの私にとってのヒロシマだった。その風景に「原爆」を感じた。その風景に「焼け跡」を感じた。その風景は、戦中を生きのびてきた親の世代たちが作り上げてきた。

 同年8月3日、その親の世代たちが中心となって自分たちの母校・広島市立広瀬小学校に原爆死没者を悼む慰霊碑を建てた。戦後59年目のことである。広瀬小は、私の母校ではない。私の実家は、学校の近くであったが境界ギリギリで学区外だった。しかし自分の幼馴染や友人・知人が通う親近感のある学校だった。近所の幼馴染のお母さんが言った。

 「私ら先が長うないけえ、いつ死ぬかわからんし、小学校の時のみんなを撮ってくれんかねえ」
私はカメラをまわした。二年半にわたる記録作業となった。

 

「望郷」クレジット
【出演】
 吉森巌 中村満蔵 桜井俊男
 大野英男 寺田頼江 斎藤昌子
 長屋治男 長屋和子 伊原木敏恵
 伊藤恩子 川本淑子 沖野歌子
 玉木清 淋蒔敏子 淋蒔恭子
 寺田稔 飯田耀朗 部谷清治
 大田金次 禿樹タ 伊藤滝子
 藤末信子 大野高子 中野二郎
 岩田登美男 荒木邦夫
 広瀬学区原爆慰霊碑委員会の皆さん
【協力】
 広瀬学区の皆さん
 広島市立広瀬小学校
 広島記念病院
 広島市立本川小学校
 広電不動産株式会社
 斎藤博文(導入シーン撮影)
【写真資料】
 広島平和記念資料館 国土地理院
 佐々木雄吾
 古い広瀬小学校関連及び各家族写真は
 全て出演者の個人所蔵
【挿入曲】
『広瀬國民学校校歌』
 歌・広瀬小学校生徒 
『広瀬國民学校校歌’06』
 歌・編曲 新屋まり
【語り・撮影・構成】
 青原さとし
(2006年 カラー DV 105分)
 
>>前のページに戻る <×>ウインドウを閉じる